2012.12.25
以前当ブログで「約束違反で住民の信頼を裏切る長谷工」というタイトルで記事を投稿しました。
計画初期の2008年時点での長谷工の開発部長(当時)が一部隣接住民に行った説明では、山手の土地柄に十分に配慮し、一棟のみ17戸の2階建て(一部北側3階)で、山手の土地柄と景観、自然環境に配慮した最高級マンションとのことでした。私たちのその後の独自調査の結果、この時の緑化計画を入手することができた。
この緑化計画の中では、現存樹木のうち144本を「保存・移植」するとされており、山手の象徴たる、高さ10メートルに迫る数本のヒマラヤスギも「保存・移植」する予定であった。さらに、加えて高木17本、中木50本、低木1795本を新規に植樹するという全体として大変景観保存に配慮した優れた計画であった。
それに対して、現行計画では現存樹木のうち「保存」されるのはわずかに7本のみで残りは全て伐採の上、高木120本、中木76本、低木1470本を新規に植樹する計画になっている。これは、緑あふれた現在の自然環境、景観は完全に破壊することで住民の権利を踏み台にして、自らの権利を濫用することで企業利益の最大化を追求するものと言わざるを得ません。
それにしても、なぜここまで180度ともいえる方針転換を長谷工は行ったのであろうか?
リーマン危機以降に経営環境の厳しさを理由に上げるかもしれない。不動産の市場は世界的にみても回復基調である上、公共事業を得意技とする自公政権の誕生で、不動産関連企業の株は大幅に上場している。特に長谷工の株は、自民党の圧勝を受けて約20%上昇している。こうした経営環境の好転をとらえて、是非旧計画に込められていたはずの優れた景観・環境意識をもう一度取り戻してもらいたい。
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それに対して、現行計画では現存樹木のうち「保存」されるのはわずかに7本のみで残りは全て伐採の上、高木120本、中木76本、低木1470本を新規に植樹する計画になっている。これは、緑あふれた現在の自然環境、景観は完全に破壊することで住民の権利を踏み台にして、自らの権利を濫用することで企業利益の最大化を追求するものと言わざるを得ません。
それにしても、なぜここまで180度ともいえる方針転換を長谷工は行ったのであろうか?
リーマン危機以降に経営環境の厳しさを理由に上げるかもしれない。不動産の市場は世界的にみても回復基調である上、公共事業を得意技とする自公政権の誕生で、不動産関連企業の株は大幅に上場している。特に長谷工の株は、自民党の圧勝を受けて約20%上昇している。こうした経営環境の好転をとらえて、是非旧計画に込められていたはずの優れた景観・環境意識をもう一度取り戻してもらいたい。
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