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つまるところ、行政は結局、実務的に確立された手順を事務的に進めるだけであり、計画内容を主体的に評価して住民を助けるべく行動することはなく、全くあてにならない。納税者である地域住民にも、よそものである業者にもいい顔をしつつ、決められた手順で事務的に処理するだけである。

さらに悪いことに、自分たち決定がどれほど周辺環境に影響を与えるのか、その意味合いを理解していないし、理解する意思もないので、その手順が、実際の条例と矛盾していてもお構いなしである。例えば、風致条例は、樹木伐採を原則禁止しており、市長が許可する場合のみ伐採できると定めているにもかかわらず、横浜市の場合、実際の運営は(風致条例はどうあれ、所有者の権利を尊重しなければならないため)竹木の伐採を禁止することは出来ないので、伐採するなら一本代わりに1メートル程度の木を植えれば足りるとされている。これは、市会の決議した条例を市役所がかってに解釈して骨抜きにしているという点で、大きな矛盾であり、問題である。

私たちは、この点を市会で議論するように市会に働きかけたり、横浜市のなした風致条例上の「木竹伐採」の許可に不服として、行政処分不服申し立てを行った。しかし、横浜市のような政令指定都市の場合、市の処分に不服申し立てをしても、この申立てに対応するのは横浜市自身であり、風致条例の関しても、竹木の伐採を許可した、まさに当人たちが不服申し立ての審査をする形になる。つまり、自分の処分に対して、第三者ではなく、自分自身が不服申し立ての審査を行うのである。役人が自分の行った処分に対して不服の申し立てがあった時、自分が審査して非を認めることなど、ありえない話である。だれがみても、これで、行政処分への不服の審査が公正におこなわれるはずはなく、単に行政に一応審査したというアリバイを与えるだけにすぎない。これは、政令指定都市のガバナンスの問題である。

さらに、私たちは、市の与えた建築確認許可についても、本来開発行為である工事をごまかして開発許可を潜脱していると、建築確認の取り消しを求めて建築審査会に異議を申し立てた。建築審査会は、表面的には市とは異なる第三者とされて学者、有識者、専門家で構成されたメンバーで審議されるが、事務方メンバーは横浜市の役人であり、最終決定文の執筆も事務方で取りまとめられている。つまり、ここでも、市は自分に対する不服を自分で裁く仕組みになっており、先程の行政処分への不服申し立てと同じ構図である。

これは、あくまで横浜市のような政令指定都市のカバナンスの問題である。例えば鎌倉市の建築許可に対する建築審査会は神奈川県が行うなど、政令指定都市でないケースであれば、市の判断に建築審査会が待ったをかける事例は実際にいくつもあるのである。

(次回へ続く)


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山手の景観と環境を守る会

Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

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