FC2ブログ
HOME   »   スポンサー広告  »  スポンサーサイト環境  »  ハイコート山手パレ244-私たちの反省 これからの環境保全のために No.3
RSSフィード
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
では、先手を打つといっても、住民にどんな手段が残されているのか。

まずは、数の力である。数の力がなければ、どんな主張も、一部住民の単なるエゴだとみなされてしまう。

私たちの場合は、そもそも近隣住民の数が多くない上、その中でも日本に企業派遣できている外国人世帯も多く、実際に反対運動に参加できる人の数は限られていた。そこで、私たちは山手の景観と環境を守る会を作り、山手の環境保全の主旨に賛成してくださる方々からの署名を集めた。二千数百名の方々からの署名を得た。これは山手町の人口が4千人程度であることを考えると大きな数字だといえる。

私たちは署名を、林文子横浜市長に提出し、建築計画への市長意見書の交付を慎重に検討するようにお願いした。署名活動や市への陳情などの運動は、ある程度事業者へのプレッシャーにもなる。しかし、住民が理解すべきなのは、事業者の建築計画に違法など明らかな問題点がない限り、市長は、たとえ住民に共感して時間をかせぐことはできたとしても、意見書の交付そのものを取りやめることはできないのである。少し時間を稼ぐ、場合によっては、事業者に非公式に指導する程度のことが精一杯のところである。つまり、行政は計画書類上に違法など明らかな問題点がなければ、事務的に進めざるを得ないのである。実際のところ、大手のマンション業者は明らかな違法を犯すようなへまは決してしない。それどころか、長谷工のような凄腕の業者は、明らかな違法でなければ、脱法まがいのことも行政を巻き込んで仕掛けてくる。

私たちが、当初一緒に闘っていた弁護団は、法的な手段で住民が救済されることはまずない、と断言していたのである。法的な手段は、事業者へのプレッシャーと時間稼ぎで、座り込みや現場封鎖などその他の住民活動で、実際に工事を物理的邪魔をして初めて、事業者が困り交渉の余地が生じるという論理で一貫していた。なので、実際に数を集めて、住民運動で立ち向かうように、弁護団にいつも説教されていたのだ。

事業者から建築計画が住民に説明される初期の段階では、斡旋や調停といった住民と事業者の話合いの場を行政は用意している。私たちもこうした機会を活用したが、時間の無駄どころか、その後の闘いにはむしろ有害であった。なぜなら、まず、実質的な事業主であり計画の変更権限をもつ新日鉄興和が出てこない上に、これらの場は、どんなに中身のないものであっても、住民にきちんと対応した立派なアリバイとして事業者に利用されてしまうからである。行政も、役所としてきちんと対応したというアリバイだけであり、実際の場でも、激しい応酬になると困ってうつむいているだけなのである。

(次回へ続く)

あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
Relate Entry
Comment
Trackback
Comment form
プロフィール

山手の景観と環境を守る会

Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

最新トラックバック
訪問者数
最新記事
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

PAGE TOP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。