HOME   »   スポンサー広告  »  スポンサーサイト法的行動  »  「一応」だらけの横浜地裁の決定にNo-東京高裁に即時抗告
RSSフィード
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
私たちの工事停止会処分申立に対する横浜地裁の却下決定文は、事業主が、疑わしいが「一応」法的な体裁を整えていることを理由にする「一応」だらけのものであった。このような、思考・判断停止した裁判官のとぼけた決定を到底受け入れることは出来ない。私たちは、これを不服として東京高裁に即時抗告を行った。

以下が、抗告内容である。


 上記債権者と債務間の横浜地方裁判所平成25年(ヨ)第480号建築続行禁止仮処分命令申立事件について,同裁判所第3民事部が平成26年4月7日した仮処分命令申立却下決定に対し不服であるから即時抗告をいたします。

第1 原決定の表示
  本件仮処分命令申立を却下する。
第2 抗告の趣旨
  1 原決定を取り消す
  2 本件を横浜地方裁判所に差し戻す
  との裁判を求める。

               理 由

本件仮処分申請にかかる物件の所在地とその内容は、別紙目録2、3のとおりである。

平成18年3月30日の最高裁判決によれば、すぐれた環境に居住するものはその環境のもたらす利益を享受する法的利益を有するものとされている。これは、そこに居住する住民が世代を重ねて行った環境保全の努力の積み重ねによって形成されるものであって原決定の言うような「望外の利益」などと言うものではない。抗告人の主張は、これを基本として、本件建築工事は、法と条例によって風致地区として保護されるすぐれた環境と景観という社会的財産である本件土地用途を、私企業が利益追求のみを目指す節度を欠いた建築行為によって破壊することは許されないことを主張するものである。建築途上に於ては出来上った建物の状況を想像して主張することは困難である。それ故、抗告人等は眺望、日照、通風、プライバシー侵害等の主張を被抗告人の建築計画から当然予想される破壊につながる行為を推論してこれを以て破壊の現実を彷彿させようと試みたにすぎず、それらが主要の要点ではない。抗告人等はこのような環境破壊の事実を裁判所に理解して頂くために、建物が隣地や隣所の至近距離に建てられていることが当然の結果として生ずる日照や眺望が悪化していることをのべたにすぎずそのことが本件に於ける主張目的ではなく、環境破壊の結果として必然的に生ずる事象を述べたにすぎない。しかるに原審決定は、日照や建物の接近等は相隣関係を律する法律の範囲内であること、及び近隣に他に高層のマンションのあることを以て本件建物の建設が附近の環境と調和するとしているが、そもそもこれらの建物は都市計画法改正前即ち風致地区の制度もない時代に建てられた建物であって比較にならない。のみならずこれらの建物は本件地域から離れていて隣接地域とは言えない。それ故、原決定がこれらの建物の存在が抗告人の「環境破壊の主張をしりぞける」理由の一つとしているが事実の誤認と言うほかはない。また、原決定は、被抗告人が本件建築はすべて法の手続を経ていることを理由にしているが、開発行為の制約を免れるために一筆の土地を南北に事実上分けたことにして事実上開発脱れをしている違法があり、それ故これに続く建築確認にも違法性は継承される。殊に開発行為の潜脱は刑事罰に当ることを思えば本件建築確認も当然無效である。また木竹の伐採にしても横浜市の1本ルール(樹木の大小に拘らず1米の苗木を代りに植えれば風致は保たれるとする行政手続法に基づくとされる所轄局の定めた審査基準は苗木同然の小木を代りに1本植えることを条件に皆伐を認めるもので、風致地区に於ける木竹の伐採を原則禁止し、特別の事由のあるときこの制限を緩和するという条例の趣旨と背馳し、いわば審査基準は、条例の定めと真向から背くものでそれ自体無效である。それ故、本件に於て被抗告人のした皆伐にひとしい行為は違法であることは誰の目からも見ても明かである。また、抗告人等は、本件建築工事の発表がなされたときから、建物の建築それ自体に反対するものでないことを明確にし、終始環境と調和のとれた建物を建ててほしいとの要望をしつづけていたにすぎないのに対し、被抗告人は自分の土地に何を建てようが勝手だと暴言を放ち、住民の環境保全を目的とする諸要求について一切耳を藉さず、1年を超える騒音、振動、作業車両の渦、果ては道路交通法の許可を得ずして公道に終日駐車してそこで作業を行うなど、工事の進行とともに形をかえてくりかえされる不法行為に、耐え切れずに苦情を言う住民に対しては、謝るどころか逆に反論する有様である。又、共同の建築主の新日鉄興和不動産株式会社は、その土地持分の割合から建築主として長谷工の所為をコントロールすることができる立場にありながら、抗告人から長谷工の環境破壊行為について匡正さすべく、再々礼を盡して懇願したのに対し、長谷工に一切委させているとして何等の匡正措置もとらないばかりか、要求に対しては一切無視して答えず、説明会にも出席しない、上記のような住民を侮辱しその人格を無視する長谷工の傲慢無礼な態度とともに新日鉄興和不動産の態度は近隣住民の名誉感情を傷つける人格無視の不法行為にあたる。要するに、被抗告人等の本件工事は、都市計画法によって風致地区として保護される社会的財産即ち公共の利益を犠牲にして最大の利益追求するものであって権利の濫用以外の何物でもない。原決定はこの点について、被抗告人の形式論に追従した上、抗告人等の主張を充分理解せず申立事実について判断を盡さなかった。即ち、原決定は、抗告人等の事実主張を正しく理解せず、本件建物が建築基準法の定める基準に適合していること、建築に先だってなされた開発行為の要否についても、その必要がなかったこと並びに木竹の伐採については市の許可を得ていることを理由に違法はないとしている。しかしながら、抗告人等は、これまでは、被抗告人が建築基準法所定の建築確認を得ていることや、開発について市が適用なしとしたこと及び伐採許可を得ているなど、形式的には法の手続を経ていることを認めた上で、なお被抗告人等の行う本件建築工事は実質的には違法であること、即ち被抗告人等の本件工事は風致地区として良好な自然環境及び生活環境の保全という都市計画法の目指す立法目的に全く背馳することを主張しているものであって、日照が奪われることやプライバシーを失われる旨の主張は、本件建築工事による環境破壊行為の極まっている状況を象徴する一例として主張しているにすぎない。それらは抗告人等の根本的な主張の目的ではない。それ故、日照、至近距離自体の主張を個別に捉えてそれぞれについて問題がないとしこれを理由に抗告人等の主張をしりぞけた原審裁判所の判断は、被抗告人の適法の主張をそのまま再説したにすぎず、抗告人等の裁判を求めた理由について判断がなされていない。

抗告人等の原審に於て一貫して主張したことは、本件地域はその歴史的意義と自然環境及び生活環境の優れていることそしてその故に横浜市が都市の優れた環境の維持保全を目的とする都市計画法に基づき風致地区と指定し、使用について諸々の規制(例えば宣伝用看板の掲示物の禁止、物販店の開設の禁止等)を加えている。このようなことからすれば、本件地区を含む山手町全体の景観と環境は、社会的共有財産であり、そしてそこに住む人々は良好な環境の利益を享受する法的利益を有する。いわば山手町の景観と環境は社会公共の財産であってこれを保全することは公共の福祉に適うものであることと主張し、これを前提に、被抗告人の本件建築は法の手続を経ているという点に於て形式的には適法の体裁をなしているがその実質に於ては、公共の財産を不当に侵害する違法があり、許されないことを主張している。そしてその具体的理由として、出来上った実質4棟の建物は法の許す最大限の規模の建物であり、周囲の景観木を含む大木は建築の妨げになるとして皆伐され、広大な土地に敷地一杯に公道や隣家に迫って建物が建てられた様は異様と言うほかなく駐車場に余裕がないため機械式装置を敷地に配し、庭園らしきものさえなく、残るは駐車場から公道に通ずる狭い車路のみである。凡そマンションのイメージとは全くかけ離れた敷地一杯に工場群が突如出現した観がある。原決定は当然のことながら現場検証を行っておらず専ら被抗告人提出の図面と説明に依存して本件建物は周囲環境と調和しており問題がないと断じているが真逆の評価であると言わざるを得ない。原判決は抗告人の主張を退けるについてこれらの点について抗告人の忍受の範囲内であるとしてこれを以て抗告人等の主張をしりぞける理由の一つとしているが本末転倒の議論である。而も建設計画発表から今日の建築に至るまでの被抗告人の住民に対する人格無視の一貫した態度は共同社会の一員として到底容認されない。判例によれば、「良好な景観に近接する地域内に居住し、その恵沢を日常的に享有している者が有する景観利益は法律上保護に値するが、景観利益の侵害が違法なものということには、侵害行為の刑罰法規や行政法規の規制に違反するなど、その態様と程度において社会的に容認された行為としての相当性を欠く場合に限られる。」とされている。本件に於ては開発行為の潜脱は都市計画法に於て刑事罰を以て処断されるべき違法行為であること、木竹の皆伐の違法その他本件工事に於て被抗告人等の抗告人等近隣住民に対する人格無視の言動を考えると社会的に容認された行為として相当性を欠くものである。以上の理由により原決定は取消を免れない。


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
Relate Entry
Comment
Trackback
Comment form
プロフィール

山手の景観と環境を守る会

Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

最新トラックバック
訪問者数
最新記事
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

PAGE TOP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。