2013.09.06
「えっ、山手にこれはないでしょう?」
ハイコート山手パレ244 の計画図面をみた地元の住民や山手の事情に通じた不動産関係者が口をそろえて言う言葉である。
何故か?特徴的なポイントが2つある。まずは、山手の中でも一等地である244番地に建てるにもかかわらず、外付け廊下である点。2つ目は、隣地からギリギリ1メートルに建物を建てる点である。
理由は簡単である。廊下を建物内部に入れると容積にカウントされるてしまうので、販売できる容量が減ってしまうからであり、隣地からギリギリ1メートルも容積制限目一杯に建物を建てたいからである。つまり、山手町のような容積率が80%までに厳しく規制されているところで、ギリギリまで収益を追求しようとするからである。
一方で、山手まちづくりガイドブックで示されている山手らしさとは、簡単に言ってしまうと外国人居留地として始まった文教地区であるこの地には、豊かな緑、自然環境に恵まれ、これと調和した形で空間的にもゆとりのある住環境が維持形成されているということである。
ハイコート山手パレ244は、ギリギリまでの収益追求のために、すでにこの地に育まれてきた豊かな自然を破壊し、容積制限ギリギリまでぎっちり詰まった、ゆとりのないマンションであり、上述の山手らしさとは全くそぐわないのである。
要は、ハイコート山手パレ244は、リーマンショック前に長谷工史上例のない高級マンションをつくろうと高値で仕入れた山手の土地を持て余した挙句の損切り物件である。
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理由は簡単である。廊下を建物内部に入れると容積にカウントされるてしまうので、販売できる容量が減ってしまうからであり、隣地からギリギリ1メートルも容積制限目一杯に建物を建てたいからである。つまり、山手町のような容積率が80%までに厳しく規制されているところで、ギリギリまで収益を追求しようとするからである。
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ハイコート山手パレ244は、ギリギリまでの収益追求のために、すでにこの地に育まれてきた豊かな自然を破壊し、容積制限ギリギリまでぎっちり詰まった、ゆとりのないマンションであり、上述の山手らしさとは全くそぐわないのである。
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