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長谷工はマンションの累積施工件数53万戸、業界シェア約25%を誇るマンション建設における日本のトップ企業である。長谷工のホームページによると、一時は倒産の危機にあった長谷工がマンションビジネスの成功の秘訣は「特命受注方式」にあり、これによって飛躍的に業績を伸ばしてきたとされる。

同ホームページによると、「当社の特徴は、事業持込による特命受注。長年の実績と、高い土地情報収集力ならびに充実した機能をベースに、精度の高い建築プラン・事業収支プラン・事業日程を短期間で作成、取引事業主に提案営業します。さらに近隣との折衝・行政協議も全て担います。この特命受注というスタイルが、高い収益力を確保する上で欠くことのできないものとなっています」とされている。つまり、本件計画に則して言えば、土地を仕入れマンション計画を作り、行政や近隣住民対策も含めて長谷工が全てを担うことを一つのビジネスパッケージとし、これを共同建主である新日鉄興和(土地の80%を保有する実質的事業主)が購入したことになる。

こうした仕組みから考えれば、建築主ではなく実際にはバイヤーにすぎない新日鉄興和が、再三の要請にかかわらず断固として近隣住民との対話に応じないのも、長谷工が申立人ら住民との話合いをあくまで形式的にすませ、頑として自らの計画を変えようとしないのも理解できる。

しかし、工事現場に設置されている建築標識には単に一バイヤーにすぎない新日鉄興和が共同建築主として表示されており、実体と異なる表示に行政も住民も混乱させられてしまう。

本件計画における新日鉄興和はこうしたパッケージの購入者であり長谷工の顧客であるが、同時に最終的な商品の販売者である。したがって、消費者や近隣住民、行政に対して最終的な責任を直接負うはずである。長谷工には「近隣との折衝・行政協議も全て担います」ということは、本来できないはずだ。このように、長谷工ができるはずのないことを勝手に請け負って、本当の責任者である新日鉄興和を交渉の表舞台から隠してしまう点に、特命受注方式の最大の欺瞞がある。

こうした特命受注方式は、マンション計画の本当の責任者を現場から不在とし、長谷工は、どんな強引な手法を用いても新日鉄興和などの顧客への約束を履行しようとするため、行政の定めた近隣住民への説明やあっせんなどの話し合いのプロセスは形だけで骨抜きになっており実質的に機能し得ない。

このことは、長谷工の強引なやり方に対する顧客の苦情という形で表れている。マンション購入を真剣に検討している方々が自由に情報交換を行うインターネット上の有名な掲示板にマンションコミュニティーがあるが、ここでの、長谷工の評判は、各地で近隣住民、環境、景観を無視してのゴリ押しなど、最悪である。以下は、その一例である。

長谷工はどうでしょう?その11

吉祥寺東町の法政跡地問題を考える-各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。">吉祥寺東町の法政跡地問題を考える-各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです

このように長谷工の特命受注方式は、新日鉄興和などの真の事業責任者を交渉の表舞台から隠してしまう点において偽装的なビジネスモデルであるといえる。

さらに、長谷工の大栗育夫社長以下役員数名が、2012年9月6日に国土交通省の出した「一級建築士の懲戒処分について」において、耐震偽装で懲戒処分を受けている

つまり、近隣説明会で示された虚偽の説明・図面、特命受注方式という長谷工独自の偽装的なビジネスモデル、現役社長以下の耐震偽装により行政処分など、これらの全てが、長谷工のビジネスが偽装をベースに成り立っているのかを明確に示している。


(以下は、国土交通省2012年9月6日付「一級建築士の懲戒処分について」より抜粋、大栗育夫氏は、長谷工の現社長)

2 大栗育夫(登録番号第124639号)
① 処分の内容
平成25年1月1日から業務停止6月
② 処分の原因となった事実
埼玉県内、千葉県内及び神奈川県内の建築物(6物件)について、(株)長谷工コ-ポレ-ションエンジニアリング事業部一級建築士事務所(東京都知事登録第10339号又は東京都知事登録49317号)の業務に関し、設計者として、上記6物件のうち千葉県内及び神奈川県内の5物件について構造計算書の不整合がみられる不適切な設計((1)神奈川県内の1物件(建築確認:平成15年4月)について、(イ)複数の出力した計算書を組み合わせて1つの計算書としている、(ロ)断面算定について計算書の数値が切り貼りされている。(2)別の神奈川県内の1物件(建築確認:平成17年6月)について、(イ)複数の出力した計算書を組み合わせて1つの計算書としている、(ロ)計算書の部材種別が書き換えられている、(ハ)偏心率を操作するため不適切な追加荷重が入力されている。(3)千葉県内の1物件(建築確認:平成17年8月)について、(イ)断面計算において「NG」が「OK」に切り貼りされている、(ロ)計算書の部材種別が書き換えられている。(4)別の千葉県内の1物件(建築確認:平成17年8月)について、(イ)断面計算において「NG」が「OK」に切り貼りされている、(ロ)計算書の部材種別が書き換えられている。(5)別の神奈川県内の1物件(建築確認:平成13年8月)について、(イ)複数の出力した計算書を組み合わせて1つの計算書としている、(ロ)計算書の部材種別が書き換えられている。)を行い、また、上記6物件のうち埼玉県内の1物件(建築確認:平成17年10月)について構造計算書と構造図の間に不整合がみられる不適切な設計を行った。
なお、6物件とも建築基準法上の構造等に関する基準は満たしている。

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Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

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