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先日の小林基雄氏と山手の景観と環境を守る会の共同代表の李、土井の連名で、横浜市会への手紙を送りました。宛先は、山手町のある中区選出市会議員及び建築・都市整備・道路委員会に属する以下の市会議員に方々である。

福島 直子 市会議員様
伊波 洋之助 市会議員様
串田 久子 市会議員様
松本 研 市会議員様
大桑 正貴 市会議員様
畑野 鎮雄 市会議員様
加藤 広人 市会議員様
高橋 徳美 市会議員様
竹内 康洋 市会議員様
石渡 由紀夫 市会議員様
大岩 真善和 市会議員様

現行の建築局による風致条例の運営に問題があるために、山手におけるマンション業者による風致・景観破壊が急速に進んおり、これを匡正していかなければ、山手は簡単にマンション業者の乱開発の餌食になってしまうとの危機感を訴えています。行政による条例運営の誤りを監理監督し必要に応じて匡正・指導するのは市会の本来の役割です。

早速、みんなの党の串田久子議員は守る会に対して事情聴取し、ご自身での調査を約束してくれました。

こちら(↓)をクリック願います。

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以下、手紙の引用です。

(山手町有有志さんから市会議員に宛てた手紙)

福島 直子 市会議員様
伊波 洋之助 市会議員様
串田 久子 市会議員様
松本 研 市会議員様
大桑 正貴 市会議員様
畑野 鎮雄 市会議員様
加藤 広人 市会議員様
高橋 徳美 市会議員様
竹内 康洋 市会議員様
石渡 由紀夫 市会議員様
大岩 真善和 市会議員様

〇行政指導の矛盾等について
(横浜市風致地区条例に基づく許可基準 対 山手地区景観風致保全要綱と山手まちづくり協定)

 私たちは、山手町の住民であり、山手町の景観、風致、まちなみの維持、増進に重大な関心のある有志です。実は、山手町244番地3(旧マースク山手ハウス敷地 約4,244㎡)の貴重な樹木(計136本)のほとんど全てが平成25年5月7~8日に伐採されました。山手町を象徴するヒマラヤ杉などの景観木は全て伐採されました。山手まちづくり推進会議・山手まちづくり協定運営委員会も、近隣住民も、この貴重な樹木、景観を守るべく全力で取り組みましたが、無残な結果に終わりました。
この原因が何かを明らかにするため、これまでの経緯を紹介させて頂きます。

山手町244番地3(旧マースク山手ハウス敷地 約4,244㎡)において、新日鉄興和不動産(株)及び(株)長谷工コーポレーションによるマンション建設計画 (鉄筋コンクリート造、地上3階、39戸)の申請が、「山手まちづくり協定運営委員会」に平成24年10月に出され、同委員会での審査の結果、平成25年4月15日に不適合と判断し、業者に通知しました。
不適合の内容は、上記建設計画が「山手まちづくり協定」(山手町の住民が定め、横浜市が認定したまちづくりのルール)の「基準4-1景観木の保全」を充たしていないというものです。このため、同委員会は業者に対し以下の要請を行いました。
●敷地の外周部の樹木の保存または移植に努めて下さい。 特に、地域のランドマークになり、
山手らしさを形成している高さ5m以上の樹木(ヒマラヤ杉、クス等)を保存して下さい。
また、マンションが隣地境界から1mの所に建設される計画であり、山手町内に、このような大型の集合住宅が隣地1mに建設された例は無く、これまで住民等の努力で良好に維持されてきた景観や風致が損なわれ、近隣の住環境が大幅に悪化することに加え、プライバシー権等も大きく侵害される恐れもあるため同委員会として許容できるものではない事も伝えました。
なお、不適合の処分決定の前に、長谷工の対応責任者に対し、山手まちづくり協定運営委員会による敷地外周部の樹木保存についての要請を度々行いました。

一方、「山手地区景観風致保全要綱」(山手地区の景観風致を保全するために開発行為等を指導することを目的とするもの)を管轄する横浜市都市整備局都市再生推進課は、計画に対し承認出来ない意味の「不承」とし、業者に以下の指導が行われています。
●建築計画等によって除却することになる樹木は必要最小限とし、道路沿いなど敷地の外周部を重点にできる限りの保存または移植を行うなど、山手地区の景観風致の維持または増進へ十分配慮してください。特に、山手地区の景観を形成している景観木(高さ5m以上で従前の宅地に植樹されているヒマラヤ杉、クスなど)を中心に保存してください。

4,200㎡を超える建設予定地内には山手を象徴し外国人居留地時代からのヒマラヤ杉4本を始め、山手の景観木であるクス、ケヤキ、シイなどの樹木が136本もあり、山手町の宝と言える場所です。(写真1 伐採前の光景)
この景観や環境を守るため、「山手まちづくり推進会議」として、市のなした「風致地区許可行為(木竹の伐採)」に対して、平成25年4月19日に別紙記載の異議申し立てや執行停止申し立て等も横浜市に行いました。

また、近隣住民による「山手の景観と環境を守る会」(代表 李宗憲、土井一人、ブログ:info@minnano-yokohama.com)は、反対署名活動やブログ広報活動に加え、異議申し立てや執行停止申し立てを独自に行っています。

しかしながら、執行停止申し立てに対する横浜市からの回答も出ないまま、平成25年5月7日午前より伐採が始まり、翌日には全ての景観木が無残にも伐採されました。残された樹木は、カエデなど10本程度のみとなりました。(写真2 伐採中、伐採後の光景)
伐採直後の現地を見て、余りにも大きな変化、無残な光景に言葉は出ず、涙が出るばかりでした。
伐採前後の現場の写真を見れば一目瞭然ですが、景観が破壊され、風致が全く損なわれていることが確認されます。
景観と環境の良好な山手町に大きな危機が迫っている思いがしました。

「山手まちづくり協定」も「山手地区景観風致保全要綱」も法的拘束力はありません。
従って、業者の良心に訴えるしかないのが実情です。なお、業者は、「横浜市風致地区条例に基づく許可基準」(木竹の伐採)の許可 (高さが5mを超える樹木を伐採する場合は、1本伐採するごとに1m以上の樹木を植樹することで許可される基準です) を受け伐採したものです。

「山手地区景観風致保全要綱」には、保全管理基準として「宅地内に生育している樹木等は、その土地が緑地的効果を維持または増進するよう適切な管理をすること」と定めています。今回の建設計画で、伐採許可を許した部局と、不承として指導を申し入れた部局の両者が連携して対応すれば、この様な惨めな結果はなかったのではと悔やまれます。

更には、風致地区条例は、木竹の伐採は最小限かつ風致をそこなうおそれがない場合に伐採を許可する規定になっているため、風致条例がきちんと守られていれば、上述のような事態は本来起こりえないはずです。

しかし、完膚なきまでに景観・風致の破壊が行われたのは、建築局建築環境課によって風致条例が不適切に運営され、本来違法な許可が与えられたためであると思われます。
条例の不適切な運営の具体的な内容は、主に「木竹の伐採」許可の審査基準とされる「風致をそこなうおそれがすくない場合とは高さが5メートルを超える木を、1本伐採する毎に高さ1メートル以上の樹木を1本補植する場合をいう」といういわゆる「一本ルール」に関する4つの問題点にあります。

① そもそも巨木も苗木も一本は一本という基準に説得力がない
②「一本ルール」適用は本来、個人が家を建てる場合に土地の中心に巨木があるなど、止  
むを得ない場合に限定されるべき性質のものであるにもかかわらず、市では公平性、客観性を誤って標榜し、これを例外なく適応する基準として位置づけ(この点は、建築環境課長より文書で確認しています)、甘い審査基準を事務的に濫用している。その結果、木竹の伐採の免罪符としてむしろ木竹の皆伐を促進する結果となっている
③ 市会の審議を経ずに定められた建築局の内規が、市会で定められた条例を事実として骨抜きにしている事態は市民への背信行為である
④ さらに、このような踏み込んだ数値基準は他の大都市にはなく横浜市独自のものであり、制定経緯やその妥当性に疑問がある

山手まちづくり推進会議や住民が正当なプロセスを経て行った「異議申し立て」、その結論が出るまでの間の「執行停止申し立て」を行い、横浜市は正式に受理したにもかかわらず、審査する間、現状を保全するために必要な執行停止命令を出さず、結果としてほどなく樹木が皆伐されたしまった。これは明らかに行政の不作為ではありませんか。

ところで、山手地区では、長年にわたり優れた景観・風致を維持すべく住民のまちづくり推進運動が行政と一体で行われてきた。山手まちづくり協定は、こうした取り組みが体現したものです。

 横浜市も、山手地区景観風致保全要綱を制定するなど山手地区の歴史、その地域特性を守る明確な姿勢をもって一貫して努力を行ってきました。

 こうした地域住民と行政が協力推進してきた山手のまちづくりの在り方は、いわば、山手地区景観風致保全要綱、山手まちづくり協定などの具体的な形をもった「社会的規範」として事実上確立され確かに存在しています。これらの規範に照らして、山手地区景観風致保全要綱では「不承」、山手まちづくり協定では「不適合」とされた今回の計画に関しては、風致地区条例の許可基準を実態に即して判断すれば「不許可」とすることは可能であったと考えられます。

 山手地区のまちづくりの在り方における「社会的規範」を尊重すれば、風致条例の許可の基準の解釈を「一般的な法解釈」で行うことは(つまり、事務的に一本ルールをあてはめ、例外なしとすること)妥当ではないと信じます。

最後に、市民よりみどり税を徴取して、緑の維持、増進を進めている事を考慮すれば、
この風致条例の許可の基準の解釈を「一般的な法解釈」で行うことは誠に異常であり、問題であると思います。

以上述べましたように、行政の指導の矛盾、風致条例の許可の基準の解釈の問題、今後同様な問題が起きないためにはどうすべきかについて、市会にあっても是非審議し、本来の都市計画法の立法趣旨にそった形で、行政が現行の運営の誤りを自覚し風致条例の運営の適正化を図るべく匡正・指導をお願いします。
具体的には、上述の「一本ルール」の適用を、現行のように例外なく「客観的基準」として適用するのではなく、地域特性を踏まえケースごとに判断するように改める、また、本来都市計画法の一部である風致地区条例の所管を建築局ではなく、都市整備局に移管しガバナンスの適正化を図るなどです。

 私たち有志も、山手まちづくり推進会議と連携しつつ、今後この様なことが起きないよう行政側に改善を強く申し入れる所存です。市会にあっても市会の定めた風致条例が誤って運営され続けることで、山手はもちろん横浜市の他の風致地区において、市民と行政がこれまで協力し、気が遠くなるほどの長期間をかけてゆっくりと形成されてきたこれらの風致、景観、まちなみが、自己の利益のみを優先する他地域の業者によって簡単に破壊され永遠に失われてしまう事態を回避すべく、行政への匡正、指導を強くお願い致します。

平成25年5月26日
中区山手町 
小 林 基 雄  
中区山手町
李  宗 憲
中区山手町
土 井 一 人  

●これまでの経過について

Ÿ H24年10月   長谷工が住民説明会を2回開催、39戸の大規模な共同住宅の建設
Ÿ H24年10月25日 新日鉄興和と長谷工が山手まちづくり協定運営委員会に計画届を提出
Ÿ H25年 2月25日 風致地区条例に基づく(木竹の伐採)の許可処分 
・・・(横浜市建築環境課)
Ÿ H25年 2月25日「山手地区景観風致保全要綱」審査 不承処分
・・・(横浜市都市再生推進課)
Ÿ H25年 3月21日 風致地区条例に基づく(建築物の新築)の許可処分
・・・(横浜市建築環境課)
Ÿ H25年 3月25日 建築確認審査 確認処分
・・・(民間審査機関 株式会社都市住居評価センター)
Ÿ H25年 4月15日「山手まちづくり協定」審査 不適合処分
・・・(山手まちづくり協定運営委員会)
Ÿ H25年 4月19日 風致地区内行為許可に対する審査請求申立てと執行停止申立て
・・・(山手まちづくり推進会議)
Ÿ H25年 4月19日 建築確認処分に対する審査請求申立てと執行停止申立て
・・・(山手まちづくり推進会議)
Ÿ H25年 4月30日 風致地区内行為許可に対する異議申立てと執行停止申立て
・・・(山手の景観と環境を守る会)
Ÿ H25年 5月 2日 建築確認処分に対する審査請求申立てと執行停止申立て
・・・(山手の景観と環境を守る会)
Ÿ H25年 5月 7日 敷地の外周部の樹木等が伐採される。       ・・・(長谷工)
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山手の景観と環境を守る会

Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

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