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私たちは、ハイコート山手パレ244の建築工事の中止を求め、断行の仮処分を横浜地方裁判所に申し立てた

申し立ての理由は、本来得るべき開発許可を脱法的に逃れた上に得た建築確認による工事は違法であること、さらになにより、様々な偽装工作を巡らし、近隣住民とその権利を実質的に無視し、当然のごとく自らの権利を濫用する長谷工・新日鉄興和の不誠実極まりないこれまでの対応が、ついに住民の忍受の限度を超えたことである。

最後の救いを司法に求めざるを得ない状況に至ってしまったことは大変残念だが、私たちには、もはやこれ以外に手段がないのだ。

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阪急阪神ホテルズが、系列レストランで「ブラックタイガー」を「車海老」、「飛魚の魚卵」を「レッドキャビア」、「出来合いのハンバーグ」と「手ごねハンバーグ」など、47品目にもわたって7年半も異なる表示で販売していた件が、「偽装」なのか「誤表示」なのかでニュースをにぎわしている。正確には、世間は明らかな「偽装」と確信しているが、阪急阪神ホテルズの社長の「誤表示」という主張にあきれているというのが、実態であろう。

では、80平方メートル程度の広さで、外付け廊下かつ隣地から1メートルに立つマンションを「邸宅」と呼ぶのはどうだろうか。また、元デンマーク王国名誉領事公邸の備えていた豊かな自然、樹木、ゆとりを完全に破壊しておきながら、「その誇らしい系譜」を紡ぐ、というのはどうだろうか。同じ住所だからいいのだろうか。

阪急阪神ホテルズの社長の「誤表示」という主張にはあきれるが、まだ長谷工や新日鉄興和と比べるとマシではないか。阪急阪神ホテルズは、少なくとも、自分たちの行為が問題であることを認識しているからである。長谷工や新日鉄興和は、問題であるとすら思っていないだろう。

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住民は何に怒っているのか。

長谷工ら事業主が、自分の利益を最大化するために、表面的にはともかく、実質においては嘘やごまかしで住民や行政を徹底的に無視してきたことだ。もちろん、企業なのだから自分の利益の最大化を図るのは当然だという意見はわかる。

問題は、企業利益のために違法でなければ何をやってもいい、という長谷工の考え方・態度だ。これは、相手の権利を完全に無視したやり方で、権利の濫用も甚だしい。

新日鉄興和などの実質的な事業主を背後に隠して、長谷工が設計・施工・近隣住民対策や行政対策までの全てを仕切ってみせる長谷工の「特命受注方式」は、近隣住民の権利を実質的には完全に無視し、自己の主張を担保する欺瞞に満ちたビジネスモデルである。

長谷工も中期経営計画によると、この「特命受注方式」にさらに力を入れ、全体の90%以上が「特命受注方式」となるように目標を立てている。これが他人に一切邪魔させずに、自分たちだけが儲かる仕組みだからである。

今日も体育の日で休日だが、朝からガーガー、ゴーゴー、カンカン、ドンドンと工事が続く。

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以前ご紹介した通り、CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)横浜とは、横浜市建築物環境配慮制度のことである。建築物の省エネルギー対策や長寿命化、周辺のまちなみとの調和、緑化対策など、総合的な環境配慮の取り組みを評価するものであり、延床面積2000㎡以上の建築物は特定建築物として、横浜市の条例によって評価取得が義務づけられている。さらに、販売や賃貸を目的として広告しようとする場合には、評価結果を示す「建築物環境性能表示」の広告上への表示が義務付けられている。また、これらの結果は市のWeb上でも公開されている

長谷工は、なぜか北敷地のみを届け出ていて、南敷地は評価対象として届けれられていない。南敷地の延床面積は2000㎡未満だからであるが、それよりも以前になぜ一連の計画として販売されているハイコート山手パレ244の北敷地と南敷地とバラバラになっているのか。誰の目にもハイコート山手パレ244は実体は一連であるにもかかわらず、驚くべきことに長谷工は開発許可を逃れるために2つの別々の計画として建築確認を申請しているのである。

しかも本来広告に表示が義務付けられているはずの「建築物環境性能表示」がどこにも表示されていない。おそらく北敷地のみの評価で南敷地は評価を受けていないからという説明なのだろうが、ではそもそもなぜ2つなのかという根本的な疑問が残る。開発許可を逃れるための工作を生んだ矛盾の一つである。

本来ならば、表示されるべきなのになぜか表示されていない評価結果をここに提示しておく。市のサイトで公表されている北敷地の評価は5段階中3(5が最上)。




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プロフィール

山手の景観と環境を守る会

Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

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