FC2ブログ
HOME   »  2012年12月
RSSフィード
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
諸悪の根源 長谷工の特命受注方式 新日鉄興和も犠牲者か」という記事の続きである。

この記事の中で、「この特命受注方式が長谷工が建築紛争を起こしまくる最大の原因」であることを述べた。

なぜなら、「新日鉄興和は、上述の長谷工の特命受注方式で用地からマンション建築まで全てパッケージとして長谷工から購入しているので、実質的な事業主体であるにもかかわらず当事者意識が全くなく、全て長谷工任せですませようとしている。一方で、新日鉄興和は、こうしたビジネスの文脈の中で、近隣住民の徹底無視を決め込み、長谷工に契約通りの「パッケージ」の実現を求めている。これでは、行政が用意した「近隣説明会」「あっせん」などの話し合いにプロセスは、全く形骸化してしまう。つまり、長谷工の特命受注方式は、全ての話し合いを「形だけ」にして、微調整はあるにしても原則としては計画を強行する以外にはないのだ。これは、カネもうけのために、近隣住民、行政を完全に馬鹿にし、形だけ話し合いのフリをして合法的に無視するふざけた仕組みなのだ。これは、実質的に脱法行為に極めて近い行為」だからである。

一方で、横浜市は基本構想(長期ビジョン)をはじめとする諸計画など積極的な意思をもって、「横浜らしい」都市像を目指し、様々な環境保全・景観形成に取り組んできている。特に緑の保全に向けては、「みどり税」という特別な市税を徴収し、その活動の原資にあてるなど特別な取り組みを行っている。他方で、上述の「特命受注方式」は実質的な事業主を話合いの場から遠ざけ、長谷工は「話し合いのフリ」だけで住民や行政を体よく無視し、自己の利益の極大化するために、これまで住民や行政が守ってきた樹木を好きなだけ伐採するなど環境を破壊し、景観を損なうマンション建築を行っても、違法でなければ横浜市は認めてしまう。

つまり、「特命受注方式」の長谷工が、自己の利益を極大化するために好きなだけ緑・樹木を伐採し環境・景観を破壊する一方で、横浜市は緑や環境の保全、景観形成を推進するために市民の税金を投入していることになる。これでは、長谷工が横浜市民から間接的に税金を搾取しているのと同じである。

このような横暴が、なぜまかり通っているのか。

新日鉄興和は「特命受注方式」の中では長谷工の顧客かもしれないが、世間からみれば、主たる事業主であり、長谷工との事業に最終的に責任を負う立場にあることは明白である。こうした横暴かつ無茶な長谷工ビジネスから自身のブランドや社会的な評判を守るために必要なことは、「沈黙」ではなく「責任ある態度・行動」ではないか


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
以下は、「吉祥寺東町の法政跡地問題を考える」の「長谷工と不愉快な仲間たち」という記事からの加筆引用です。

(加筆引用 はじめ)
実は、長谷工は単にマンションデベロッパー(私たちの場合、新日鉄興和)から建築を請け負うだけの存在ではなく、自ら仕入れた土地に建築プランまで用意して、デベロッパー(私たちの場合、新日鉄興和)にそれを提案しているのです(特命受注方式と呼んでいます)。よくマンションは用地情報が命などと言われますので、既に物件を確保している長谷工側が強者の立場となり、通常の建築請負と比較して長谷工の言い分が十分に通ることとなります。普通は民間建築を請け負うゼネコンは工事欲しさに受注額をたたかれてしまいますが、物件は長谷工が押さえていますので、デベロッパー(私たちの場合、新日鉄興和)は長谷工の言う条件を呑むしかありません。近時の長谷工の受注は、ほぼ100%がこの特命受注方式であり、長谷工は清水建設などの大手4社を上回る収益性を誇るようになっています。
(加筆引用 おわり)

さらに、この記事の筆者は、「この特命受注方式が長谷工が建築紛争を起こしまくる最大の原因なのです」としている。

まさに的確な指摘である。新日鉄興和は、上述の長谷工の特命受注方式で用地からマンション建築まで全てパッケージとして長谷工から購入しているので、実質的な事業主体であるにもかかわらず当事者意識が全くなく、全て長谷工任せですませようとしている。

こうしたビジネスの文脈の中で、新日鉄興和は近隣住民の徹底無視を決め込み、長谷工に契約通りの「パッケージ」の実現を求めている。これでは、行政が用意した「近隣説明会」「あっせん」などの話し合いにプロセスは、全く形骸化してしまう。つまり、長谷工の特命受注方式は、全ての話し合いを「形だけ」にして、微調整はあるにしても原則としては計画を強行する以外にはないのだ。これは、カネもうけのために、近隣住民、行政を完全に馬鹿にし、形だけ話し合いのフリをして合法的に無視するふざけた仕組みなのだ。これは、実質的に脱法行為に極めて近い行為ではないか。

ビジネスの文脈では、新日鉄興和には当事者意識がないのはある程度理解できるが、しかし社会通念では新日鉄興和は事業主体そのものである。長谷工と共同事業をすることは、新日鉄興和にわずかな利益と計り知れないほどの悪評判・ブランドへのダメージを残すだけだ。

新日鉄興和は、自らのブランド、社会的評判を守るために、長谷工との共同事業である「ザ山王タワー」における「三菱地所」のように、勇気をもって今からでも話合いの場に出てくるべきである。

新日鉄興和は、単独事業においては「景観協定」に基づく分譲住宅である「ブルームガーデンのぞみ野」のように住民との対話、景観や環境に配慮した事業も行っているケースもあるのに、大変残念だ。


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
全国で毎年数百件のマンション紛争が起こっているとのこと。

日本では、土地所有者の権利が極端に尊重されているため、明らかな違法がない限り、行政にも法的強制力がなく、結局は事業主の思惑通りになってしまう、つまり「マンション紛争は勝てない」という認識が一般的ではないか。

しかし、実際にはマンション紛争の結果、計画が中止、変更になるなどマンション紛争に住民が勝利を収めるケースはいくらでもあるそうだ。

最近山手町においても、住民運動の結果、景観や環境保全に配慮した積水ハウスがマンション計画を中止し、分譲住宅に変更したケース、山手町の土地柄に配慮した野村不動産が地下室マンションの地下部分の計画を断念するといったケースがある。

欧米諸国と比較において、良好な景観や環境を求めるよりも経済性が著しく優先され、建築基準法や都市計画に違反しない限りどのような建築物でも建てることができる「建築自由の国」とも揶揄される我が国の状況下で、マンション業者の自己利益極大化の結果、美しい街並みが次々に破壊される事態に対応して2005年の景観法が制定された。

このように少しづつではあるが進捗する法の整備だけでなく、社会全体の環境や景観に対する意識の向上、とりわけ良識あるマンション業者の意識の向上が、事態の改善に大きく寄与していることは間違いないであろう。

一方で、建前では住民との対話だの環境企業だのいっても、実際には自己の利益を上げることにどまらず、ぎりぎりまで利益の極大化しなければ気がすまないモラルなきマンション業者も多い。私たちの闘っている新日鉄興和や長谷工も、どうやらこうした類の業者らしい。

合理的な利益を超えてぎりぎりまで収益追求するために、これまで近隣住民により守られてきた環境や景観を完膚なきまでに破壊して近隣住民の権利をとことん踏みにじることも自分たちの当然の権利と考えているこうしたモラルなきマンション業者と住民との紛争は激化する傾向にあるようだ。

マンション業者が、土地所有者としての適正な利益を超えて利益極大化を図る際に要する、環境・景観・町並み破壊といった多大な社会的な犠牲は、当然に彼らの権利の一部として正当化されるべき筋合いのものとは到底思えない。


(ご参考)
マンション紛争Q&A
全国のマンション問題住民紛争

あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
山手町西部自治会の会長様始め皆様のお力添えを得て、署名数は2000を突破しました。ご署名にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。頂いた署名は陳情先である横浜市にきっちりと届けて参ります。

Webでの署名活動にも、引き続きご協力をお願い申し上げます。
1-2分で終わりますので、是非ともこちら(↓)クリックして、インターネットでの署名にご協力をお願いいたします。

横浜山手マンション計画中止を求める反対署名

あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
 
関連記事
以前当ブログで「約束違反で住民の信頼を裏切る長谷工」というタイトルで記事を投稿しました。

計画初期の2008年時点での長谷工の開発部長(当時)が一部隣接住民に行った説明では、山手の土地柄に十分に配慮し、一棟のみ17戸の2階建て(一部北側3階)で、山手の土地柄と景観、自然環境に配慮した最高級マンションとのことでした。私たちのその後の独自調査の結果、この時の緑化計画を入手することができた。

この緑化計画の中では、現存樹木のうち144本を「保存・移植」するとされており、山手の象徴たる、高さ10メートルに迫る数本のヒマラヤスギも「保存・移植」する予定であった。さらに、加えて高木17本、中木50本、低木1795本を新規に植樹するという全体として大変景観保存に配慮した優れた計画であった。

それに対して、現行計画では現存樹木のうち「保存」されるのはわずかに7本のみで残りは全て伐採の上、高木120本、中木76本、低木1470本を新規に植樹する計画になっている。これは、緑あふれた現在の自然環境、景観は完全に破壊することで住民の権利を踏み台にして、自らの権利を濫用することで企業利益の最大化を追求するものと言わざるを得ません。

それにしても、なぜここまで180度ともいえる方針転換を長谷工は行ったのであろうか?

リーマン危機以降に経営環境の厳しさを理由に上げるかもしれない。不動産の市場は世界的にみても回復基調である上、公共事業を得意技とする自公政権の誕生で、不動産関連企業の株は大幅に上場している。特に長谷工の株は、自民党の圧勝を受けて約20%上昇している。こうした経営環境の好転をとらえて、是非旧計画に込められていたはずの優れた景観・環境意識をもう一度取り戻してもらいたい

あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
 
関連記事
大田区山王1丁目にあるホテルモントレ山王の敷地に建設中の「ザ・山王タワー」は、三菱商事、近鉄不動産、長谷工によるジョイントプロジェクトであった。計画当初は、三菱商事、近鉄不、長谷工でそれぞれ、65%、30%、5%の出資比率で、三菱商事が主な事業主であった。しかし、この案件も長谷工が得意とする「土地持ち込みによる特命受注方式」(注)であり、5%の出資比率しかもたないにもかかわらず長谷工が事業の代表として、近隣住民対策をもっぱら担っていた。

しかし、近隣住民が行政の協力を得つつ、実質的な事業主である三菱商事に手紙やメールなどで働きかけるうちに近隣住民との話し合いに三菱商事が出てくるようになったとのこと。話し合いの中で、住民との合意のないままの計画の続行はまかりならないとの経営判断があり、真摯な話し合いがもたれたそうだ。最終的には、住民との合意が難しく、三菱商事は事業そのものからの撤退を決めたそうだ。

近隣住民の観点からは、三菱商事は無責任に途中で事業を投げ出したことになるのであろうが、企業理念に忠実に住民と向き合った点は三菱商事はさすが日本を代表する一流企業である。新日鉄興和は、一体いつまで長谷工の背後に隠れ逃げ続けるのであろうか。

この記事も、いただいたコメントを参考にさせていただきました。大変参考になる情報を頂戴し有難うございました。

(注)「土地持ち込みによる特命受注方式」:マンションやビル用地の情報を収集し、事業を企画して事業主に提案する。この場合、長谷工は主に建物の建設を担う。


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
 
関連記事
すでに、このブログでもご報告の通り、「山手の景観と環境を守る会」は12月7日に新日鉄興和の成川社長宛てに第2回公開質問状を送りました。本日12月21日が回答期限になります。

本日時点で、期待に反し残念ながら私たちの公開質問状への回答はありません。

第1回公開質問状に対しては、全て長谷工に任せていると実質的な回答拒否ではあるが形式だけは書面での回答があったのに対して、今回は完全に無視である

実質的な事業主でありながら、自己の利益追求の妨げになる近隣住民との対話を完全に拒否する態度は、誠意のかけらも感じらず、大企業の横暴そのものである。近隣住民の迷惑や権利を完全に無視し、自己の権利・利益のみを尊重する態度は、まさに大企業のエゴむき出しの権利の濫用である。

こんな態度をとっていても、非公開企業である新日鉄興和は市場からの批判を受けることもない。

あるいは、私たちの質問を完全無視するということは、誠意はあるのだが単に質問に回答できないということかもしれない。であれば、本当の回答は、すなわち以下のようなものであったと推察するしかない。もしこの通りなら、驚くべき回答内容である。

(推察される回答内容)
1)その行いに於て俯仰天に愧じることがある

2)70数本を超える巨木をほとんど全て伐採するなど環境破壊した上で、利益第一主義で山手の景観に全くそぐわない共同住宅を建築・販売することに対して、新日鉄興和不動産が業界の指導的立場にある大企業として社会的責任からは回答しようがない

3)2008年に山手の土地柄を十分に考慮し、自然環境を保全した上で敷地にゆとりのある最高級マンションを建てると一部近隣住民に約束し、敷地境界の確認書に署名させておきながら、全く異なるプランを持ち出して強行しようとしていることを、新日鉄興和は80%のステークホルダーとして回答しようがない

4)新日鉄興和は、自社のHPにおいて、「社会環境への取り組み」として、「さまざまなステークホルダーと協働しながら、輝き続ける都市を実現させます。自然と共生し、人々に豊かさをもたらし、世代から世代へ受け継がれていく都市、その実現によって社会に環境に貢献します」ことをうたい、「環境への取り組み」として、「これまで、私達は環境に配慮してプロジェクトを数多く実践してきました。都市緑化を始め環境共生住宅の開発・・・・(中略)・・・など都市と環境をつなぐこと新たな価値を創造し、持続可能な都市の実現に貢献しています。」とのステートメントを発しているが、この中には、都市の緑化と、環境と共生可能な住宅の開発に企業の並々ならぬ決意を吐露している。また、HPは、「地域への貢献」として、「新日鉄興和不動産は、地域住民の方々や、地域企業、自治体など多様なステークホルダーとの対話の場を通して企業は社会的責任を果すべきとする考え方が唱えられている。二度に亘って行われた地域住民に対する説明会には新日鉄興和の責任者がだれも出席しなかったことは、こうした考え方が体裁であり本当はどうでもいいと考えているからである。本件建設プロジェクトの80%のステークホルダーとして余りにも地域住民を無視した態度は、HPの開発のポリシーは偽りであったことを意味する

5)新日鉄興和は、「安心、安全、快適への取り組み」として、「日本の都市開発には・・・・(中略)・・・美しい街並みや緑の景観が守られていることも大切です。新日鉄興和不動産は最新の制震、免震技術など、数多くの先進技術を導入し、長寿命高耐久と言った建築品質の向上をはじめ、安心、安全、快適な暮しを営むための都市基盤の整備に努めて来ました。」とメッセージを発している。しかるにパートナーの長谷工の計画は、四千二百平方メートルを超える広大な建設予定地に叢生する樹齢数十年を超える巨木を僅か六~七本を残すのみで悉く伐採して土地を丸裸にした上、敷地一杯に低品質の建物を建設しようとしている。このような開発行為は、「美しい街並や緑の景観を守る」と言う新日鉄興和の社会に行ったコミットメントと真逆の破壊行為である。建設を計画している建物は、外観内容とともに付近の住環境と甚だしく調和を欠くものでおよそ新日鉄興和の提唱する「建築品質の向上」の方針とは明かに反するものである。またこのような新日鉄興和及びそのパートナーの所為は「安心、安全、快適への取り組み」わけても「快適への取り組み」と相容れない行為である。多年業界に於て輝かしい実績を残してこられた新日鉄興和の名声は、あえてなされる環境破壊の暴挙によって甚だしく傷つけられたことは明白であるが、それでも適切な匡正措置をとる用意はない。「環境、共生、保全、緑の保護、地域住民との対話、協働」等の社会に対するコミットメントをしている以上、これに反する今日の暴挙は社会に対する重大な背信となることを認めざるを得ない。

6)新日鉄興和は、本件土地の持分80%を所有し、実質上建築主であり長谷工はその持分20%にとどまり、建主と言うよりは施工業者にすぎないと言っても過言ではない。従って本件土地開発について発生する諸問題については、新日鉄興和自らその責任に於て処理さるべきものである。長谷工を前面に立たせて新日鉄興和が背後にあって不作為を一貫し利益のみを収得するのであれば社会常識に甚だしくもとる行為と認めざるを得ない


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
 
関連記事
明治12年(1879年)頃、日本で最初の外国新聞社であるジャパン・ヘラルド社のイギリス人ヘンリー・ブルックさんがインドのカルカッタから輸入し、山手公園に移植したのが日本における最初のヒマラヤスギだと言われている。

その後、元町公園や外国人墓地など山手居留地一帯に移植され、その後新宿御苑や日比谷公園などの公園樹として全国へ広まっていった。当時、山手公園にもテニスコートを囲むように種が植えられて、大正から昭和の初め頃には、山手のあちこちで、横に張り出した大きな枝が風にゆれていたとのこと。

しかし、1965年代(昭和40年)に入るころから、ヒマラヤスギは、大きくて邪魔だと言う理由から、伐採が進み、どんどん減ってしまったのである。また、山手公園のヒマラヤスギもその影響を受け枝を切られたり、台風などの影響を受け倒れたり、直径1mを越す大木は今では数十本しか残ってない。

山手公園の現存する樹齢130年を超えるヒマラヤスギは横浜市の名木古木に指定されている。

新日鉄興和と長谷工がマンション建築を計画しているマースク跡地にも、ヒマラヤスギの巨木が存在するが、現行の計画では全て伐採されることになっている。なんとか山手の象徴ともいえる貴重なヒマラヤスギを保存した形での計画に変更できないものか。


<ヒマラヤスギ>

ヒマラヤスギ一般

<マンション計画地のヒマラヤスギ>

ヒマラヤスギ244


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
景観協定とは景観法の規定に基づき、景観計画区域内の一団の土地所有者等の全員の合意(マンション業者単独でも認められます)により、当該土地の区域における良好な景観の形成に関して締結される協定のことです。景観協定は、景観行政団体(例えば横浜市)の長の認可により、一定の法的効力があります

景観協定では、建築協定や緑地協定などで定めることができる項目のほか、工作物、緑化、屋外広告物など景観を構成する多様な要素を一体として定めることができます。景観を守るための具体的な基準は横浜市の景観計画の基本理念及び景観形成基準に適合した内容を定めます。

横浜市の場合は、都市の質の向上を目指して、港や歴史文化、水・緑などを大切にした、魅力ある都市景観形成の取組を進めてきており、平成16年の景観法の施行を契機として、平成18年に横浜市景観ビジョンと「横浜市魅力ある都市景観の創造に関する条例」(景観条例)を施行しています。なかでも、「横浜市景観ビジョン」は全市的な景観づくりの方向性を示し、今後の各地域での取組の指針となるものです。

山手は、「横浜市景観ビジョン」で横浜の顔となる地区と位置付けられ、山手地区の指針の一つとして、「居留地時代から継承されてきた、ゆとりある敷地と豊かな緑をもった街並みの継承を目指します。また、地区の特徴的な樹木といえるヒマラヤスギの保全を目指す」とされています。

最近では、住宅の高さや敷地の緑化割合など、住民が守るべきルールを「景観協定」として定めた分譲地やマンションが多く誕生しています。あらかじめ基準を定めておくことで、将来にわたり良好な景観・住環境と資産価値の維持を図るのが狙いとのことである。

今回の新日鉄興和と長谷工のマンション計画も「景観協定」つきの計画とすれば、山手の景観保全、マンション住民も不動産価値の保全、新日鉄興和も環境重視謳う企業理念の実現と全ての関係者に利点のある計画に進化させることができるのではないか。

景観協定の詳しい内容は、府中市の例がわかりやすいので、次の手引きをご覧ください。

この記事は、ブログ読者のコメントを参考に作成されました。コメントを寄せてくださった方、大変参考になるアイデアと頂戴し、有難うございました。


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
当ブログでの「不作為をきめこむ新日鉄興和不動産に責任と誠意を求める」という記事で、私たちは、単にマンションに施工業者である長谷工ではなく、80%の土地を保有している実質上建築主である新日鉄興和不動産が、本問題に自ら向き合いその責任においてしかるべき対応を図ることを、求めてきました。

したがって、横浜市を通じた「紛争調整申し出」においても、交渉の場に長谷工だけではなく、新日鉄興和の責任ある方の参加をお願いしてきました(詳細は以下の「これまでの紛争調整の経緯」をご覧)。しかし、再度の要請にもかかわらず、長谷工にまかせているとのことで新日鉄興和は最後まで参加要請に応じてくれませんでした

横浜市より、新日鉄興和が出てこなくても長谷工が代表として出てくるのであれば、実質はともかく形としてはあっせんは成立するとのことで、これを断ればあっせん不成立になってしまうとのことでした。私たちとしては、あくまで話し合いを継続する中で良い解決を図ってゆきたいとの思いから、一旦は長谷工とのあっせんを了解し、話し合いの場を持つことにいたしました。

具体的には、1月の中旬ごろに話し合いの場をもつことを予定しています。

しかし、私たちは、これからも引き続き、あくまで実質的な事業主である新日鉄興和との話し合いの場を求め続けていく意向です。


(これまでの紛争調整の経緯)

1.紛争調整申し出

私たち、山手の景観と環境を守る会は、「横浜市中高層建築物等の建築及び開発事業に係る住環境の保全等に関する条例 第14条」の規定に則り、2012年11月6日付けで横浜市長あてに、事業主である新日鉄興和不動産と長谷工コーポレーションとの「紛争調整」の申し出を行いました。

この中で調整を求める内容は以下の通りです。

(1)建築計画全般の見直し
(2)行政担当者同席のもとで建築主2社の責任者による近隣説明会の再開催
(3)行政担当者と共に当該地での樹木現地調査の実施
(4)住民から建築主への要望書・意見書への回答

(ご参考)
横浜市中高層建築物等の建築及び開発事業に係る住環境の保全等に関する条例

2.紛争調整申し出に対する建築主の対応

11月20日(火)午前、長谷工担当者が横浜市中高層調整課の担当係長を訪れ次の回答をしました。

(1)新日鉄興和不動産は今後もあっせんや近隣説明会には出てこない。長谷工が新日鉄興和と長谷工の両方の事業主を代表して対応する。
(2)建設的な場であれば近隣説明会の再開を検討する(新日鉄興和は出てこない)
(3)当該地の樹木調査は樹木医の長谷工が依頼したのでその事をあっせんの場で長谷工が住民に説明する(つまり立ち入り調査拒否)

こうした建築主に対して、山手の景観と環境を守る会は、横浜市中高層調整課の担当係長に、長谷工ではなく新日鉄興和に再度接触して以下の点を伝えるよう求めました。

(1)8割の地主でかつ本計画のメインの事業主である新日鉄興和があっせんの場や説明会に出てこない事は社会常識上かつ企業のモラル上認められない。
(2)長谷工は2次的な存在なのでどうでもよく、新日鉄興和の責任のある立場の人物が我々住民の前で誠意ある説明をするよう役所として説得すべきである。

私たちの要請を受けて、横浜市中高層調整課の担当係長が新日鉄興和に直接電話をかけ担当者にあっせんの話し合いの場と近隣説明会に主要事業主として出席するよう再度説得しましたが、拒否されました。横浜市中高層調整課の担当係長によると、新日鉄興和は担当者の名前を明かす事さえ拒否したとのことで、尋常ではない対応であったとのことです。


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
写真は、新日鉄興和と長谷工によるマンション建設予定地である山手244番地の旧マースク跡地を上空から撮影したものである(写真の白枠部分)。ここにある樹齢数10年、中には100年に達するとも思われる巨木75本中、6本のみを残して他はすべて伐採する計画になっている。この計画が実行されれば、現在野鳥の住まう豊かな緑の環境は永遠に失われ、敷地一杯にコンクリートの塊が出現することになる。

これまでに地域社会が守り育ててきた、ここに現存する豊かな緑は形成するには大変長い時間を要するが、破壊するのは一瞬であり、破壊されると永遠には戻らない。私たち「山手の景観と環境を守る会」は、これらの緑の保全を前提にした形での計画の再考を事業主である新日鉄興和と長谷工に求めている。


マースク跡地

マンション計画 図面



あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
私たちは、「山手の景観と環境を守る会」は、実質的な事業主である新日鉄興和不動産株式会社の主力銀行に対して、新日鉄興和不動産が現在のような地域住民に対して社会的に忍受すべき限度を超えた加害を続ける限り、本件開発のための資金や与信のとりやめをお願いすべく、以下の内容の文書を送付いたしました。

1.最近新日鉄興和不動産株式会社(以下、「興和」と略します)が、株式会社長谷工コーポレーション(以下、「長谷工」と略します)と共同して横浜市中区山手町二四四番地三の宅地(以下、「本件土地」と略します)に共同住宅を建築することを計画している。

2.本件土地は地域住民の多年に亘る努力によって、山手町の中でも特に緑豊かな住宅地域として維持され、既に横浜市指定の風致地区となっている。ところが、建設計画の内容は、広大な本件土地上の樹齢数10年、中には100年に達するとも思われる巨木75本中、6本のみを残して他はすべて伐採した上裸地とし、これに粗悪且低品質の共同住宅を建設しようとするものである。このような地域住民が多年の努力で形成した緑豊かな生活環境を破壊する興和の行為は、何人の目にも地域住民の忍受を超える不当な加害行為である。

3.興和は以前からそのホームページで豊かな生活環境保全を社会に対しコミットしているが、この度の計画はそのようなコミットメントとは全く真逆の内容であって大会社の所業として、常人の理解を超えるものである。

4.本件土地は4200平方メートルを超える広大な土地であり、あえて周囲の立木を伐採しなくとも採算のとれる開発が充分に可能。利益追求のために殆んど悉く伐採しようとするのは大企業の横暴と言うほかはない

5.私共地域住民は、今日まで興和の責任者の出席する建設計画の説明会の開催を求めているが、長谷工に一切委ねているとしてこれを拒否し、書面による質問に対しても真剣に答えようとする態度を示していない。また横浜市の斡旋の労にも拘らず、その席にも出席を拒否するという大企業として想像することのできない態度をとりつづけている。

6.企業は利益追求を目的として活動することは当然だが、同時に社会的存在として社会に対し一定の責任を負うものと信じる。このことは法に於ては企業のガバナンス或は内部統制の問題として採り上げられている。金融機関の場合は、マネーロンダリングに手を藉すこと、反社会的勢力への貸付のほかに、回収の見込のない貸付先への融資等これをしないことが内部統制の定めとされている。本件のように、興和が本件計画を行うことによって、地域住民に対し社会的に忍受すべき限度を超える影響を及ぼすときは、法に適った権利行使とは言えず、所有権を以てしてもそのような行為は不当又は違法として許されないことと思料する。このような状況の下に建設費用の資金調達の便宜を興和に与えられるとすれば興和の社会的に認められない不当な行為に手を藉したことにならざるを得ず、主力銀行はその社会的評判、名誉は取り返しのつかないほど傷つけられることになるのではないか。

あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
本日12月12日、私たち「山手の景観と環境を守る会」は福島直子横浜市会議員とともに横浜市役所の秘書課長を訪問し、新日鉄興和不動産と長谷工による横浜山手での現行の利益第一主義のマンション計画に対する反対陳情を行いました。

本日時点で1641名の方々の署名をいただきました。頂戴した署名と林文子横浜市長宛ての陳情書を提出いたしました。

chinjyo1 (2)small


こうして直接横浜市に陳情を行うことができましたのは、山手の景観と環境を守ろうとの熱意あふれた有志の方の並々ならぬご努力と、こうした真摯な努力に応えていただいた福島直子横浜市議会議員のご尽力のおかげです。この場を借りて、心より感謝の意をお伝えしたいと思います。また、署名を通じて私たちの活動を支援してくださった方にも、心より御礼申し上げます。

さて、私たちの陳情のポイントは以下の通りです。

陳情内容
1. 横浜市中高層建築物等の建築及び開発事業に係る住環境の保全等に関する条例にもとづく横浜山手計画事業主への徹底した行政指導を実施されること
2. 横浜山手計画への横浜市意見書の交付を留保されること
3. 横浜山手計画の建築確認を当分の間留保されること

陳情のポイント
1. 現行のものは山手の土地柄、景観、自然環境に配慮のない利益至上主義のマンション計画。本件土地の豊かな樹木70数本のほとんど全てを伐採してまで収益極大を目指すもの
2. 80%のステークホルダーであり実質的な事業主である新日鉄興和不動産は、環境との共生、地域社会との対話を高らかに謳った企業理念にもかかわらず、長谷工を隠れ蓑に住民との対話を一切拒絶
3. 20%のステークホルダーである長谷工の近隣住民への対応も最低限の形式的なもの
4. さらに、長谷工は、4年前に一部近隣住民には山手の土地柄、景観、自然環境に配慮した計画を示し、納得させて敷地境界の確認書の署名・押印をさせておきながら、全く異なる計画を強行しようとしている。これらの住民は、敷地境界の確認書の無効を主張している
5. 横浜市は、みどり税を課すなど緑の保全に政策として力をいれる一方で、業者による樹木伐採を取り締まる法律がないと黙認するなど、矛盾している。
6. また、横浜市の業者への指導も、明らかに法的強制権を与えられていない場合には消極的になりがちであるが、これは間違った考え方である。公務員としては、法的強制権が与えられていない事項についても、法や条例の目的精神に照らして、相容れない或は望ましくない事態が発生したときは、拱手傍観するのでなく、その可能な範囲で匡正のための努力をする責務がある。具体的には行為者に対する法や条例の趣旨と相容れない行為であることの警告、適当な匡正措置や勧誘や助言を行ってしかるべきである

これらの点から、林市長には、上記の事態を十分に認識され、山手地区の景観と住環境を保全して近隣住民の理解が得られるよう十分協議を重ねるよう、実質建築主である新日鉄興和不動産への指導、また万が一住民との話しあいに最後まで応じない場合、中高層調整課に事業主から提出される近隣説明等報告書に対する横浜市意見書の交付を留保、また建築確認の認可を留保していただけるよう陳情いたしました。


陳情書の内容は以下の通り。

             陳情書

平成24年12月12日

横浜市長 林 文子様

陳情者               
山手の景観と環境を守る会

件名

新日鉄興和不動産株式会社と株式会社長谷工コーポレーションによる横浜山手計画(山手町244番地3のマンション建設計画)への反対事由


陳情項目
1. 横浜市中高層建築物等の建築及び開発事業に係る住環境の保全等に関する条例にもとづく横浜山手計画事業主への徹底した行政指導を実施されること
2. 横浜山手計画への横浜市意見書の交付を留保されること
3. 横浜山手計画の建築確認を当分の間留保されること


陳情の理由・経緯等

日本有数の不動産業者である新日鉄興和不動産株式会社(以下新日鉄興和不動産)と大手マンションデベロッパーである株式会社長谷工コーボレーション(以下長谷工)が山手町244番地3の約4200平米の土地に付近の景観を著しく害する大規模マンションの建設を計画しています。私たちは、この近隣に居住する住民による「山手の景観と環境を守る会」の代表です。

今回の計画は、本件土地の樹齢数十年の巨木70数本からなる緑豊かな自然環境の樹木のほとんど全てを伐採するものであり、自然環境を破壊し、環境権の侵害にあたるものです。これは横浜市の横浜みどり税を財源とする緑保全の取り組みに反するところでもあります。また、本計画で建築予定のマンションは山手の土地柄を無視した巨大集合住宅であり、これまで行政と住民が官民一体となって守ってきた山手の景観を破壊するものです。さらに、建築主は住民と誠意と責任をもって向き合おうとすらせず、計画を一方的に強行しようとしています。

豊かな自然環境や優れた景観を生み出すには、官民の一体となった長年にわたる辛抱強い努力が必要です。一方で、これらを破壊するのは一瞬ですし、一度破壊されるともとには戻りません。住民、事業主、新規に移り住むマンションの住民にとって、よりより計画となるように、住民と事業主でしっかりと話し合えるように市長様のお力添えをいただきたいのです。


1 本件土地は、以前、デンマーク王国の海運会社マースクラインの所有でしたが、王国の名誉領事の公邸として最近まで使用されて来た由緒ある土地であります。邸内には70数本を数える樹木が叢生し、緑豊かな邸園であり野鳥の楽園でもあります。地理的には有名なショッピングストリートの元町商店街に接する丘続きにあり、附近には韓国領事館が緑を背にして建てられているほか、日本にローマ字を初めて普及させたヘボン博士邸、幕末の万延年間に逸早く日本に進出したスイスの商社シーベルへグナーの外人社員用社宅跡地があり、いずれもその跡には瀟洒な建物がたてられ、本件土地の美しさと調和が保たれています。また本件土地を囲緯する隣接地にも樹齢数十年に達する巨木が多数残っており、またその中には文豪谷崎潤一郎が若き日を送った旧居跡もあります。この頃は山手町も心ない開発業者が建築のために悉く樹木を伐採し、年を逐って緑の景観が急速に失われておりますが、本件土地は、緑豊かな隣接の宅地と道端に自生する桜などの樹々とともに緑多き集落を形成し、いわば、自然の公園の雰囲気を醸しております。そして天気のよい平日には毎日近くの保育園の幼児達が保母さんに連れられて小遠足を楽しむ可愛い姿が見られ、また休日には、市民は勿論、観光のために横浜を訪れる人達の遊歩道ともなっています。或る大手の建設会社が本件土地に近いところに良質のマンションを建てましたが、その折は宣伝ビラに「山手の奥座敷として異国情緒の残る由緒ある土地」として紹介された伝統ある場所です。

2 平成20年1月長谷工は本件土地を株式会社マースクより購入し、その直後同社の開発責任者が、敷地に余裕のある1棟のみ17戸の二階建(一部北側三階建)の共同住宅を建て、山手の景観と自然環境に適した最高級マンションとすると一部の近隣住民に約束しました。近隣住民はその言葉を信じて当時示された計画に納得して敷地の境界確認書に署名しました。

3 去る10月に行われた2回の住民説明会では長谷工は唐突に、敷地上の70教本のヒマラヤ杉を含む巨木69本を悉く伐採して、建築可能面積を最大限に確保し、裸地になった約4200平米の土地を不可解にも南北に2分割し、それぞれの敷地に公道にせまって1棟ずつ計2棟の3階建39戸の、外観も内容もともに山手の土地柄とその緑豊かな環境を破壊する共同住宅を建設しようとするものです。建蔽率、容積率ともに小数点2桁までに拡大し、法の規制範囲にとどまるものの、隣地境界1米の至近距離、公道から2米まで建物を建てるという平成20年1月の約束とは全く異なるプランを持ち出しました。平成20年1月長谷工の責任者の約束違反は民事上の問題点があり得ます。附近住民は、この度の長谷工を通じて唐突になされた新提案は、前言をひるがえすものとして強く抗議しましたが、まったく無視されました。本件のマイナー事業主である長谷工はこの計画と同じような共同住宅を横浜市内に建設販売していますが、その建物もー戸当り80平方メートル、販売価格3千6百万円として売出していますが、これと同じ程度の建物を本件土地に建て一戸当り倍額の約8千万円で販売するとのことであれば、山手町の名を用いて暴利を貪るものと評されても弁明の余地ないものです。

4 現在まで長谷工のみがこの建設計画の前面に出てきておりますが、本件土地の80%の所有者ある新日鉄興和不動産は、実質上建築主であり、長谷工は持ち分20%にとどまり建築主と言うよりは施工業者にすぎないと言っても過言ではありません。しかしながら、二度に亘って行われた地域住民に対する説明会には新日鉄興和不動産の責任者は誰一人出席しませんでした。新日鉄興和不動産を代理すると称して説明会を主催したマイナー・パートナーの長谷工は、他からトラブルシューター(近隣対策屋)ともみられる説明のプロを雇って対応に当らせ、担当者として出席した長谷工の社員と称する二人の人物は近隣住民の質問となると傍観者的態度で殆ど発言しませんでした。あまつさえ彼らは市の条例で定められた2回の説明会を行ったので、住民の反対にかかわらずマンション建設を進めると公言しました。

5 本件建設プロジェクトの実質的事業主である新日鉄興和不動産のHPには、「地域への貢献」として、「新日鉄興和不動産は、地域住民の方々や、地域企業、自治体など多様なステークホルダーとの対話の場を通して企業は社会的責任を果すべきとする考え方」が唱えられています。私たちはこの考え方と同じ立場です。また、「地域をつなぐ対話と交流、持続可能な都市の実現が始まることを私たちは事業を通じてはっきりと認識をしています」或は「地域住民と共働して都市開発をする」等のメッセージを発表されています。これらのステートメントは持続可能な都市の実現のため、ステークホルダーとしての地域住民との対話と交流が欠かせないとの認識を示すものと私たちは理解します。その宣伝文句とは裏腹に新日鉄興和不動産は地域住民との対話の第一歩であるべき近隣説明会に出席さえしませんでした。私たちは、このような地域住民を無視した傲慢な態度に怒りさえ覚えております。

6 新日鉄興和不動産と長谷工の利益至上主義の驚くべきマンション計画を阻止するため、近隣住民は「山手の景観と環境を守る会(以下守る会)」を結成し、横浜市建築局中高層調整課に「横浜市中高層建築物等の建築及び開発事業に係る住環境の保全等に関する条例」の規定に即り、本年11月6日付けで横浜市長あてに、事業主である新日鉄興和不動産と長谷工との「紛争調整」の申し出を行いました。しかしながら、中高層調整課の再三の説得にもかかわらず、新日鉄興和不動産は長谷工を隠れ蓑に自ら直接は紛争調整に応じずと回答しました。また新日鉄興和不動産の担当者は市職員に氏名を明かす事さえ拒否しました。これは一流企業の行為として考えられない非礼であります。

7 新日鉄興和不動産の成川哲夫社長は旧日本興業銀行の常務取締役まで務め、また「興和不動産の環境への取り組み」と題する特別講演を不動産ソリューションフェアーで行うなど環境保全の先駆者であると自己宣伝までした人物です。ところが守る会代表等が手紙等で礼を尽くして成川社長に今回の計画の善処を要請したところ完全に黙殺されました。あまつさえ条例に基づき近隣住民が中高層調整課へ申し出たあっせんにも直接応じず不作為をきめこんでおります。また、11月に守る会から成川社長に対して行った公開質問状において説明を求めた5点については、一切言及せず全て長谷工に任せていると実質的に回答を拒否しました。新日鉄興和不動産はその高らかに謳う企業理念にそった責任ある誠実な対応を行う責務があります。

8 守る会の一人である方(現在守る会代理人弁護士)は11月6日に横浜市役所において、横浜市会議員の同席のもとに、建築局建築審査部長をはじめとした関連部署担当職員と面会して本件の善処を求めたところ、「行政としては現行法と条例では業者に計画を中止させられない旨」の回答を得て私たちはいたく失望いたしました。また守る会の会員の一人が去る10月に市長直々に本件土地の環境保全を切々と訴えた手紙に対しては、建築局建築環境課・建築局宅地審査課・都市整備局都市再生推進課の3課長の連名で「行政としては風致地区条例の基準に基づき樹木伐採の審査をしていきますが、保存を義務付けることは困難です」との回答をされました。このような回答は、行政法規や条例に、住民に対して法的強制力を行使する規定がないので、当局としては一切手出しができないとされるものであり、誤った考えであると云わなければなりません。御承知のように行政法規や条例には、必ず立法目的が宣言されています。そして個別の規定では事柄によっては公務員に強制権を与えているものとそうでないものもあり、又何等明文の言及のなされていないこともあります。法的強制力の与えられている事柄については、これを適用すべき事態が発生すれば、忠実に法を執行すべきは当然ですが、公務員としては、それが与えられていない事項についても、法や条例の目的精神に照らして、相容れない或は望ましくない事態が発生したときは、拱手傍観するのでなく、その可能な範囲で匡正のための努力をする責務があると信じます。具体的には行為者に対する法や条例の趣旨と相容れない行為であることの警告、適当な匡正措置や勧誘や助言を行うこと等々であります。このような考えは私たち独自の考えではありません。例えば、最近メディアで報じられているように、最近各地の児童相談所の職員は虐待が懸念される児童の家庭を訪ねて調査を行っていますが、このような措置は法律には一切明文の規定がありませんが、職員の自主的判断が大事に至らないうちの保護を目指して現地に臨んで調査を行っている例やその他の同種の事例をみても肯けることと思われます。市長はこの行政の責任回避ともとられかねない事なかれ主義を黙認するおつもりでしょうか?申し上げるまでもなく、横浜市は横浜市民の生命と財産をまもる義務があります。また行政当局は横浜市民の視点に立って、法のすきまを狙って非常識な開発を行おうとする業者を最大限指導する義務があります。この度のように県外の業者が専ら利益追求のために市民の環境の利益を享受する権利に一顧だにしないで建設を強行する不当且つ理不尽な行為に対し、毅然として市民保護のためにとりうるすべての処置をおとり下さるようお願いします。私たちが市民税を納めているのは市民の権利を守っていただくためであります。市民を保護する熱意のない職員のために納めているのではありません。

9 林市長は平成20年2月に「横浜市役所環境行動宣言」を発表され「横浜市の水、緑などの恵まれた自然環境を守り、育て、創り、そして時代の子どもたちに引き継いでいくことが、私たちの責務です。」とうたわれました。緑の保全のために横浜みどり税という特別市民税まで課して環境保全を取り組むと宣言した横浜市が醜悪なアパート建築のために野鳥の住まう緑豊かな70教本の巨木をことごとく伐採するという業者の暴挙を野放しにするとすれば、我々の理解をはるかに超えるものです。横浜市は統一性・整合性をもった行政体として、今回の計画に適切に対応されるものと信じます。

林市長におかれましては、上記の事態を十分に認識され、山手地区の景観と住環境を保全して近隣住民の理解が得られるよう十分協議を重ねるよう、実質建築主である新日鉄興和不動産をご指導賜り、万が一住民との話しあいに最後まで応じない場合、中高層調整課に事業主から提出される近隣説明等報告書に対する横浜市意見書の交付を留保されますよう、また建築確認の認可を留保されますようお願い申し上げます。

以上


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
港が見える丘公園から(工事前) 工事中


港の見える丘公園に入り口からみた谷戸坂を登り切ったあたりの光景です。
工事によってすっかり景観が変わってしまいました。

あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
マンション工事中の谷戸坂 在りし日の谷戸坂
<マンション工事中の谷戸坂 > < 在りし日の谷戸坂(左と同じ場所です)>

みなとみらい線の元町・中華街駅から谷戸坂を登ると、すぐ左手に港の見える丘公園、谷戸坂を登ったところの交番前の交差点を右に進むとすぐに外人墓地である。曲がりくねった急な坂と緑豊かな樹木と石垣が見事に調和し落ち着いた景観をなすこの坂は、訪れる人を皆、異国情緒と豊かな緑の織りなす少し非日常な空間へと誘(いざな)うのだ。谷戸坂は、言ってみれば山手町の表玄関である。

ところが、ここ数カ月にわたってマンション建築工事が進行している。都市計画法や建築基準法は満たしているかもしれないが、長年地域住民に愛されてきた景観と自然環境は完膚なきまでに破壊されつつある。多くの住民が想像を超えたあまりの酷さを嘆き、悲しんでいる。

ここまで森林を伐採せずとも、この地の恵まれた景観や自然環境、土地柄、利便性を生かせば、十分に採算とれた事業計画をなし得たに違いない。収益を上げるために、権利があることをいいことに知恵を使わずに権利を濫用した挙句がこのありさまである

横浜市は行政として本当にこれで良かったのか。 確かに、行政の業者への指導も、明らかに法的強制権を与えられていない場合には消極的になりがちである。しかし、これは間違った考え方である。公務員としては、法的強制権が与えられていない事項についても、法や条例の目的精神に照らして、相容れない或は望ましくない事態が発生したときは、単に傍観するのでなく、その可能な範囲で是正のための努力をする責務が本来あるはずだ。

今回のような場合は、事業者に対して法や条例の趣旨と相容れない行為であることの警告、適当な匡正措置や勧誘や助言を行い、もっと執拗に指導することもできたのではないか。行政の指導のもとに、事業者がもっと心と知恵を使えば、ここまで住民の利益を侵害せずとも、事業者の権利をもっと賢明に行使できたのではないか。これこそまさに心と知恵を使うことなく利益を極大化したい事業者の権利を尊重するがゆえに、声なき住民の権利が踏みにじられたケースではないか。


あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
関連記事
あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

以前当ブログで「約束違反で住民の信頼を裏切る長谷工」というタイトルで記事を投稿しました。

計画初期の2008年時点での長谷工の開発部長(当時)が一部隣接住民に敷地の境界確認書を求める際に行った説明では、山手の土地柄に十分に配慮し、一棟のみ17戸の2階建て(一部北側3階)で、山手の土地柄と景観、自然環境に配慮した最高級マンションとのことでした。住民は当時示されたこの計画に納得して敷地の境界確認書に署名しました。

しかし、今回強行しようとしている計画は、以前示された計画とは全く異なるもので、これまで地域住民と行政が一体となって守ってきた景観、自然環境を破壊し、自らの企業利益を最大限に追求するものです。

私たちは、決して彼らの権利を認めないと主張しているのではありません。彼らの権利は尊重されるべきであるとは思うものの、地域住民や横浜市に重大な不利益を与えてまでも、彼らの利益極大化の権利のみを尊重する必要がどこのあるのかと主張しているのです。70数本に及ぶ巨木からなる豊かな緑を保全しても、まだ新日鉄興和・長谷工には利益があるはずです。なぜ、彼らの利益の極大化のために、周辺住民や横浜市が全面的に犠牲にならなければいけないのでしょうか。これは権利を通り越して権利の濫用にあたるのではないでしょうか。

山手の自然環境と景観を破壊するような今回のような計画であれば、住民は境界確認に応じるはずは断じてありませんでした。

敷地の境界確認に応じた住民は、境界確認の無効にする意向を長谷工(当然にして新日鉄興和)に通知しています。しかし、今日まで全く回答がありません。私たちは、長谷工と新日鉄興和が敷地の境界確認の無効に応じないのであれば、信義則違反で正式に敷地境界確認の無効を訴えるつもりです。

敷地境界確認書のない土地に建つマンションを購入する人がいるのかは大いに疑問です。
関連記事
あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村


すでに、このブログでもご報告の通り、先日行った公開質問状に対して新日鉄興和不動産は、まさに形だけの回答を行い、実質的には回答することを拒否しました。

そこで、私たち、山手の景観と環境を守る会は、新日鉄興和不動産 成川哲夫社長に以下の通り第2回目の公開質問を行うことにしました。業界内のあれこれとした内輪のアレンジはともかく、今回こそ、社会通念の観点からは明白に実質的な事業主である新日鉄興和不動産の責任のある回答を求めます。回答期限は12月21日とします。


公 開 質 問 状


平成二四年一二月
山手の景観と環境を守る会
代表  土 井  一 人
同   李   宗 憲


新日鉄興和不動産株式会社
代表取締役社長 
成 川 哲 夫 殿


拝啓 成川社長殿、平成二四年一一月二九日付を以て貴職の御指示による林住宅事業本部長名義で私達「守る会」に発せられた回答書には公開質問状を以て説明を求めた五点については一切言及がなされず、すべて長谷工にまかせてあるとして回答を拒否されました。しかしながら今や御社は本件土地に八〇%の持分を有し、工事資金の調達も御社に於てなされるところを見れば、実質的には御社こそ建主であり本件開発事業の最終の責任者であることは、誰の目から見ても争うことのできない事実であります。それ故、私達の質問に対して答えらるべきは長谷工ではなくして御社であると信じます。御社がその行いに於て俯仰天に愧じることがないのであれば、私達の問いかけに正面から向きあって明確な御回答を下さるよう重ねてお願いいたします。
 成川社長殿、長谷工の説明によれば、工事は一年余に亘って行われるとのことです。その間地域住民は終日トラックの巻き上げる粉塵と土煙、工事による騒音と振動、狭い道路を多数の工事用車両が往来して自由な交通の障害を来すなど生活の平穏を乱され、その義務なきに拘らず住民はこれを忍受しなければならないことを想い起して下さい。このように避けることのできない地域住民への加害に思いを致されるならば、今日まで長谷工を前面に立てて、地域住民との対話をさけようとされる態度は社会の常識に照らして到底容認されない筈であり、怒りをこめて強く抗議します。
 成川社長殿、釈迦に説法の非礼をおかして敢て申し上げます。企業は、社会とのつながりに於てその存在を全うすることができます。企業が社会とのつながりを維持するためには社会的良心が求められます。企業が専ら利益追求に走り良心を失うとき、企業の崩壊が始まります。
 成川社長殿、貴殿は金融界に於て栄誉ある地位を占め、令名を世に馳せられました。今日御身をおかれておられる不動産業界にはとかく醜いやりとりがあると聞いています。若し泥中の蓮が業界の汚濁に汚されることがあれば晩節をけがすことになることは惜しい限りであります。
 この頃、インターネット上で長谷工は国内各処で欠陥工事その他の理由で居住者や地域住民との間で問題を生じていると報じられています。若しこれらの工事に御社が共同の建主として参加されているとすれば、御社の責任は重大であり、私共「守る会」としても重大な関心をいだかざるを得ないことを後日のために申し添えます。
 最後になりますが、誠に勝手ながら回答期限は十二月二十一日とさせていただきます。
敬具  
関連記事
あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

新日鉄興和不動産は、2012年10月に新日鉄都市開発と興和不動産が合併してできた会社である。

マンション購入を真剣に検討している方々が自由に情報交換を行うインターネット上の有名な掲示板にマンションコミュニティーがあるが、このサイトで、各地で近隣住民、環境、景観を無視してのゴリ押しなど、「新日鉄都市開発」の評判はどうやら最悪である

詳細はこちら(↓)です。
新日鉄都市開発はどうですか?

白金6丁目の住環境を守る会-マンション紛争 新日鉄都市開発とユーエスアイ・エンジニアリング

長谷工の評判はさらに厳しい

たとえばこちら(↓)です。
吉祥寺東町の法政跡地問題を考える-各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。
関連記事
あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

実質的な事業主である新日鉄興和は、長谷工が事業の代表であるとして完全に不作為をきめこみ、全く私たち近隣住民との話し合いの一切を拒み、新日鉄興和の企業理念について公開質問状で行った質問についてすら、なぜか長谷工に聞いてくれの一点張りである。せめて、新日鉄興和の企業理念についての質問ぐらいには応じて、「お答えできません」程度の回答するのが常識であり、ここまでのかたくなな対応は、極めて無責任であるより以前に、一般常識に照らせば大変不思議で滑稽ですらある。一切のコミュニケーションを遮断することでしっぽを一切見せず、業務委託契約を隠れ蓑に逃げ切る作戦に違いない。新日鉄興和は計画と土地を長谷工から購入しただけで、後は脛に傷持つ百戦錬磨の長谷工が当初の約束通り、計画を強行し、資金を回収すればいいのだ。そもそもマンション計画の内容を話し合いたいのではなく、マンション計画自体を見直してもらいたい私たちとしては、マンションの施工業者である長谷工と話してもあまり意味がない。

そこで、私たちと新日鉄興和・長谷工の間のあっせんにあたっている横浜市の中高層調整課を通じて、新日鉄興和と長谷工の間の業務委託契約の開示請求を行った。当計画における長谷工の位置づけと権限を正確に理解した上で、新日鉄興和の示唆を受けて長谷工との話し合いに応じるかを検討するためである。

しかし、行政の業者への資料開示請求には強制力がなく、この開示請求はあっさりと拒絶された。長谷工が代表だといいながら、当該事業における長谷工の位置づけや権限についての情報の開示を拒絶するということは、きちんと向き合い実質的な話し合いを行う意思がないということ以外の何ものでもない。

きちんと向き合うことすら、行政の指導では足らず、裁判所の強制力がなければ、ままならないとすれば、これはかなり異常ではないか。多くの人は裁判沙汰を敬遠するので、こうしておけば、形式的な話し合いゴッコをするだけですむ。


法律の範囲内であれば自分たちの権利にとやかく言わせないための仕組みとしては、大変巧妙だ。事業主はそもそも土地の権利を保有する大企業であり、一般庶民である近隣住民との力の差は歴然としている上に、合法的に巧妙に仕組まれた不作為の仕組みを作って逃げ回るのは、目に余る大企業のエゴではないか。

十分に法制化されていなくても、景観権や景観利益など認定されつつある新しい権利が近隣住民にはあるにもかかわらず、完全な法などないのに現行法において違反していないのだから、そもそも話し合う必要などない(あるいは話し合いはあくまでフリであり形式だ)という大企業の本音が透けて見える。

近隣住民による反対運動に批判的な人は、日本は法治国家であり、法にふれない限り権利が尊重されるべきだと主張する。しかし、これでは、全くもって法治国家の矮小化ではないか。
関連記事
あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

石垣市吉原地区で計画されている高層マンション建設問題で、2007年9月に近隣住民が景観法に基づく市風景計画や風景づくり条例などに違反するとして、県を相手に建築確認処分の差し止めを求めた行政訴訟で那覇地裁は2009年1月20日、住民側の請求を退けた。

しかし、建築確認審査の中で景観条例・計画がどのように位置づけられるかが事実上の争点となっていた同公判の判決では、同条例・計画を景観地区に関する都市計画に定めることで建築確認審査の対象となることが示され、原告の川上博久吉原公民館長は「ある程度評価出来る判決で行政訴訟を行った意味があった」としている。

また、判決文では近隣の住民が良好な景観により受ける利益(景観利益)を一定程度認めた上で、景観地区に関する都市計画に風景づくり条令や風景計画が定めていないことから、建築確認審査の対象とすることは出来ないとしている。

同判決に井口博代理人は「景観利益が幅広く認められていることが非常に画期的だ。景観利益が侵害される程度を詳細に立証する必要性があることが明らかになった。」とコメントした。


参考記事
吉原マンション建設問題 差し止め訴訟が結審
関連記事
あたたかい応援をお願いいたします。
こちら(↓)をクリック願います。

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

先日、私たち「山手の景観と環境を守る会(以下、「守る会」)」から新日鉄興和不動産の成川社長あての公開質問状への回答があったのは、すでにこのブログでお伝えしました。

内容は、長谷工が事業の代表なので長谷工全て聞いてほしいとの回答でした。新日鉄興和は、本件土地の80%を所有する実質的な事業主であるにもかかわらずです。おそらく何らかの新日鉄興和が長谷工と業務委託契約を結んでいるものと考えられます。

しかし、業務委託契約を行っているとしても当該計画に問題が生じれば、当然委託主である新日鉄興和が最終的な責任を負っているはずです。

業務委託の内容にもよりますが、マンション建築そのものを考え直してほしいといった内容の照会に対して、マンション計画を委託された業者である長谷工と話し合ってもあまり意味がありません。特に、隣接住民から境界確認を得る際に約束した計画と全く異なる計画で強行しようとするなど、長谷工とのこれまでの経緯に問題があるからこそ、さらにハイレベルの話し合いを求めているのに対して、全て長谷工に任せているとの態度は、委託業者として極めて無責任である。

いずれにせよ、私たちは「守る会」は、業務委託契約の内容を横浜市のあっせんと通じて事業主に照会してゆく方針です。

それにしても、実質的な事業主で計画全体をコントロールしているにもかかわらず、業務委託契約を隠れ蓑にして、自らは一切の近隣住民との話し合いを拒むというこのやり方は、合法的に住民との実質的な話し合いを無視する確信犯的な手法といえます。

こうしたやり口は極めて不誠実かつ悪質であるが、何らかの効果的な対抗手段はないものであろうか。

どなたか、良い知恵を授けていただけると大変幸いです。
関連記事
プロフィール

山手の景観と環境を守る会

Author:山手の景観と環境を守る会
横浜山手は、外国人居留地時代のなごりを残す異国情緒あふれる美しい街並みと緑あふれる自然環境が見事に調和した住宅・文教地区です。また山手は、住民のみならず、多くの横浜市民、神奈川県民にとっても大切な思い出とともに心に残る印象深い町であり、何ものにも代えがたい貴重な共通財産でもあります。こうした歴史を今に受け継ぐ美しい山手町を心から愛し、誇りに思うからこそこの町を醜悪なマンション計画-ハイコート山手パレ244-から守りたいのです。

最新トラックバック
訪問者数
最新記事
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

PAGE TOP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。